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結婚について考える:結婚は素晴らしい修業の場

結婚にも「勝ち組」「負け組」があるかのように考える風潮があるようです。結婚してない女性が「負け犬」で子供のいる主婦が「勝ち犬」という図式には、多くの女性が納得しませんでした。結婚は女性にとってリスクと思われる側面があります。例えば、収入の少ない非正規雇用の男性と結婚してしまえば、「負け組」の一員となってしまうのではないかという不安があることも確かでしょう。

結婚には、経済的な損得だけで割り切れない要素もあります。エリートビジネスマンにも過労死や病気による出世コースからの脱落、意に添わない配転などリスクもあるかもしれません。リスクは、意外にも収入の多少に関わらず、平等にやってくるのです。男性の収入に依存するよりも、働き続けて、いつまでも魅力的であり続けるほうが堅実ともいえるでしょう。欧米の職場では50歳代の働く女性が普通に結婚しているのだといいます。結婚が「出産」や「子育て」を必ずしも意味しない世界もあるのです。男女が親密になり、家計と生活をともにするというシンプルな行為の価値が活かされる時代がもうすぐ日本にもくるはずです。

結婚に関する意識調査では、結婚のプラス面としてあげられていることは「人間的な成長」など精神面のものばかりです。結婚のマイナス面は「自由に使える時間・お金がなくなる」などで実利的な損失ばかりです。親密な人間関係のなかで得られるものは、時間やお金があってもなかなか得られるものではありません。親密な人間関係を失ったことによる精神的損失ははかりしれないものです。時間やお金を家族のために分配することによって、新しい幸福や自由を獲得するということが結婚なのです。

結婚とは、切磋琢磨するもので、夫婦でしかつくり得ないものが多いはずです。結婚とは修業であり、お互いに寛容の精神を養う素晴らしいものです。夫婦間で気持ちが通じあう瞬間は、とても得難い経験です。結婚によって、経済的によくなるとすれば、ふたりで働く以外に方法はないと割り切るべきです。一方的に与えたり、与えられるものではありません。

結婚によって経済的に上昇したいという願望があるのでしょうが、結婚相手からお金だけを得ようとする人はいつまでも幸福にはなれません。もちろん、お金を活かすことはできません。社会や経済の動き、ニーズをとらえる能力がない人はお金をすべて見栄のために浪費してしまい、「死に金」にしてしまいます。現在の社会全体の経済活動を支えるには女性も、結婚後、その能力を活かして、働いていくことが必要です。

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