
結婚しない男女が増える傾向が続いていた1980年代、「非婚」という言葉が雑誌や新聞の紙面に踊りました。結婚のマイナス面を強調する論調が強まり、「不倫」ドラマが一斉を風靡していました。雑誌やテレビドラマなどでも「恋愛」が遊戯化して描かれ、結婚に結びつく恋愛がまともに描かれることがない状況さえありました。結婚のマイナスイメージだけが先行し、強調されることも多かったのです。ところが、最近は結婚のイメージが改善されてきました。結婚の利点を認める若い世代が増えてきました。結婚の利点は子供や家族をもてることと考える未婚の若者が増えていることが国立の政策研究機関の全国調査でもわかりました。結婚の利点として、「子どもや家族を持てること」を挙げた女性が半数近くにのぼるなど、結婚によいイメージを抱く若い世代が大幅に増えているといいます。
結婚を「一生するつもりはない」と答えた人は微増で、今後、大勢を占めるほどの勢いはありません。20代の女性タレントが相次いで結婚し、堅実な結婚生活を送っているとの報道が若い世代の意識に影響していることも背景にあるかもしれません。また、30歳以上で結婚せず子供がいない女性のことを「負け犬」として嘲笑う風潮が強まったことも原因のひとつかもしれません。もともと未婚で子どもがいない30代の女性が「自嘲」「開き直り」の言葉としてうみ出した「負け犬」でしたが、結婚していない女性の全体を示すようになりました。「負け犬」になりたくないという気持ちが強くなっているのかもしれません。
結婚について経済面の損得勘定がつきまとうことは否定できないでしょう。男性の経済力が結婚生活の幸福度を左右すると考える傾向も強く残っています。しかし、経済格差が広がっているといわれるなかでも、基本的な結婚生活を営むために必要な金額は、収入の多い人も少ない人もそれほど変わりません。生きる力や知恵を活かした夫婦の絆は、お金では買えないものです。お金によって救われる場面も少なくないのですが、日常の結婚生活では、知恵や心の豊かさに救われることが多いものです。
結婚の素晴らしさは、家族の支え合いにあります。大きな借金を抱えたり、失業や病気など逆境におかれた時も、家族の笑顔や励ましあいが苦しみを忘れさせてくれることがあるものです。結婚によって家族をもつ喜びに若い世代が気づいてきたことは歓迎すべきことです。
結婚して家族という拠点をもって初めて男女ともに本領を発揮するはずです。あらためて結婚や家族の意味を問い直し、しっかりとした結婚観、家族観を身につけていきたいものです。
« 結婚するのにプロポーズは必要? | HOME | 結婚は素晴らしい修業の場 »
リンク先も含め、当サイトで得た情報によるトラブル、その他、不利益が発生いたしましても、当サイトと管理人は一切の責任を負えないのでご了承下さい。あくまでひとつの情報として、扱うのはそれぞれの自己責任の元でよろしくお願いします。